投資取引と責任所在


 投資取引を行う上では、損失は必ず付き物であり、リスクを伴わない投資はこの世には存在しないと言えるでしょう。

自身の資産を運用していく過程での投資取引という選択であるために、もちろんこれを阻むことは基本的には誰にもできませんし、また、投資家が納得がいかなければ、どんなに好条件であろうとも、投資取引を行うべきではありません。

また、投資取引に絶対という言葉もありませんので、たとえその結果が大きな利益であろうとも、甚大な損失であろうとも、すべてはその投資家の責任という事になります。

しかしながら、様々な情報が氾濫する現代社会においては、時にそうしたことを忘れ、安直な情報に流されてしまったり、本当かどうかも分からない情報商材などに手を出してしまい、結果的に何の役にも立たず、悔しい思いをすることも多くあります。

うっかりと誤った情報を信じてしまい、大きな損失を被ったときなどは、その情報を流したものに対して恨みがましく思う気持ちが湧いてくることもありますが、これもすべて自己の責任になるために、自分に対しての恨みの気持ちであると納得する事が肝要です。

また、大きく裏を返せば、どんなに的確な情報であったとしても、投資取引の結果に対しては、絶対に正解するという予測はないため、どんな情報が提供されようとも、精緻な分析があったとしても、すべては無駄である、と言ってしまう事もできるのです。

大切なことは、どの情報を選択し、それを自分の予測の根拠として取り入れ、参考としていくのかという事で、決断とその責任の所在をその情報の提供元に求めてしまっては、とても悔しい思いをしますし、何よりもその失敗をした投資に対する分析と、その改善方法の策定に行き当たることができず、同じような失敗を何度も繰り返していく事になります。

ビジネススキルのシーンにおいては、PDCAサイクルというような手法が良く用いられますが、投資取引においても、「Plan(計画)」を立てて投資がうまくいくように画策し、「Do(実行)」した投資取引においてその情報を収集し、そこで得た情報を元に自分の取引きの内容を「Check(点検)」して、そこから問題点を洗い出しその欠点に対しての「Act(改善)」する策を見出していく事が必要になるのです。

こうしたことを行い、一つ一つの取引内容を精査していく事が投資取引における経験であり、資産を運用していくために最も重要なポイントになりますので、万が一、他の情報元に乗って大きな失敗をしたとしても、その責任の所在の追求よりも、それを経て同次の取引きにつなげていくのか、という事を考えて行動することをお勧めします。


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