世界のニュースから通貨を考える


 FX取引を行っていくためには、経済の情報や為替の動向のニュースばかりでなく、各国の政治の動向や、大規模な自然災害、大きな事件、テロなどといった、世界規模のニュースを集めることも必要になります。

FXとは日本語で外国為替市場証拠金取引であり、外国為替市場とは、世界中の為替市場をインターネットなどの通信網で連携させて形成されている巨大な仮想市場であるために、こうした世界規模のニュースや情報はその動向に大きな影響を及ぼすのです。

また、さまざまな国や地域から発行されている通貨も、本来はそれぞれの国などの内部において、様々な価値を持つ品物やサービスの交換に対しての取引信用を表す役割のものであり、国からの信用を与えられた価値によって成立しているため、その信用が失われた場合は、その価値も消失し意味を持たないものになるのです。

この通貨に価値を与えているものは国や地域であり、この国や地域に対して、世界の他国が信用をしなければ、その国の通貨の価値は下がることになり、その信用が失われるという方向へ進んでいくのです。

では、国の信用が下がり、通貨に不安感が生まれる時とはどのような時でしょうか。
例えば、その国の中に不安が広がるような情報が多く含まれたニュースが多く聞かれるようであれば、その国を周りから見ている他国は不安になるでしょう。
政権が頻繁に交代したり、経済政策が簡単に変わっていったり、住んでいる国民に失業などが増え不安が広がっている、などの情報が入ればその国の信頼は失われ、信頼のおけない国の通貨は、保持していることでいつその価値が下がる、もしくは無価値になるか分からないために、すぐにでも手放そうという事になり、通貨が売られて価値が下がるのです。

地震や台風などの大きな自然災害も経済的に大きなだけ気を与えるために、不安要素になることが知られており、東日本大震災では日本の経済不安を発端にした世界経済への影響の波及を考慮し、各国が為替に対して協調介入を行いました。

また、テロ行為の脅威も世界経済に大きな影響を与え、アメリカで起きた同時多発テロなどでは、大きな動揺が広がりました。

基軸通貨でもある米ドルを有するアメリカは、対テロ政策の影響で、結果的にテロの標的にされ続けているということになり、その信頼が下降しています。
このようにテロが世界に与える影響は、その攻撃による恐怖や不安感など以外にも、大きな爪痕を残すものなのです。

また、これとは逆に、政治的にも安定をしており、経済成長も上昇をしているような国は他国からの信頼も高くなるため、その通貨も当然に信頼度が高くなることになり、人気が出ることで買われていき、価格も上がっていく事になります。

また、世界ニュースを元に通貨を読み解いていく場合には、通貨間と国家間の関連性にも注目をしておくと、相場を読み解いていく役に立ちます。
例えば、オーストラリアと中国は、経済成長の著しい中国が、自然資源の豊かなオーストラリアから資源輸入を受けるという形で連携しており、この輸出の好調がオーストラリアの景気を支えているという背景があります。

しかし、北京オリンピック以降の中国の経済成長の伸び止まりがはじまり、この影響を受けて、オーストラリアの輸出もいくらかの減少傾向に転じているのです。

このように、関連性の見られる国と国を把握しておくことにより、為替相場の動きを知ることができ、またその異変などをいち早く知ることができるようになり、こうした影響を為替レートのチャート図からも読み取れるようになるのです。


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